結婚し出産した後、
子どもが成長する喜びと共に、教育費などの負担も気になるところですよね。
また老後の資金も貯めておかなきゃと思っていますよね?
そこで、子育て世帯にとってのお金の貯め時、つまり「貯めどき」について考えてみましょう。
子育て世帯のには3つの貯めどきがあります。
その3つの貯めどきを見逃さず、しっかりとその時期に資産形成しお金の不安を取り除き、お金に縛られない豊かな人生を送っていきましょう。
子育て世帯必見!貯めどきはいつ?
1・就職してから結婚するまでの独身の期間
タイトルに子育て世帯必見と書きましたが、最初の貯めどきは就職してから結婚するまでの独身の期間になります。
新入社員の頃は、給与はまだ十分とは言えません。
しかし、その反面で生活費も比較的少ない時期でもあります。
特に、実家に住んでいる場合は、家賃や食費などの支出がかなり抑えられます。
このような状況下では、給与が少なくても比較的経済的な余裕があります。
そのため、将来に向けての貯めどきになります。
2・結婚から子どもが小学生の時期
次の貯めどきは結婚してから子どもが小学生の時期です。
その中でも特に小学生に上がる前の未就学の時期はお金の貯めどきだと思います。
その理由は、まだ子どもが小さくて食費もそこまでかからないし、3歳以上になると幼稚園や保育園が無償化のため教育費もまだそこまでかかりません。
また衣服費もそこまでかかりません。
その理由は子ども達が自分の意志で買い物をしない時期だからです。
高い子どもブランドのお洋服を着せている人もいますが、
子どもが自分で欲しいと言っていないのに親が高い服を買って着せることは、
親の自己満足だと思います。
私自身、現在小学生の子どもが2人います。
今はゲームが欲しい、おもちゃが欲しい、サッカーのスパイクはここのスポーツブランドがいいだの色々な欲求を言ってきますが、それまでは高いものを買ってあげる必要はないと思います。
2つめの貯めどきもしっかり見極めていきましょう。
3・子どもが独立してから退職するまで
最後の貯めどきは、子どもが独立してから自分が退職するまでの間に訪れます。
なぜなら子どもが独立すると、教育費や生活費など、彼らに関連する支出が大幅に減少するからです。
子どもの教育費は、大きな負担の一つです。
しかし、子どもが大学を卒業し就職すれば、教育費の支出はなくなります。
これにより、老後の資金を貯めるためのラストスパートをかけることができます。
老後の資金を貯めることは、退職後の生活を安定させるために極めて重要です。
子どもが独立することで、これまでの支出を見直し、老後のために貯金することができます。
この貯めどきを有効活用することで、老後の生活をより快適にするための貯蓄を行うことができます。
反対にお金のかかりどきはいつ?
1・子どもが高校・大学へ進学する時期
まず、子どもが高校や大学に進学する時期です。
この時期には、高校や大学の学費が家計にとって大きな負担となります。
特に、私立の学校に進学する場合は、その負担はさらに増します。
親としては、子どもが望む進路を「お金がないから諦める」という状況になることは避けたいでしょう。
そのためにも、子どもが進学したい学校に通わせるための費用を確保する必要があります。
2・定年後など仕事を退職したあと
そしてもうひとつは、定年を迎えた後の時期です。
定年後は年金を受け取りながらも、以前に貯めたお金を少しずつ取り崩しながら生活することになります。
この時期には、定年までの生活を支えるための貯金が重要になります。十分な貯蓄がない場合、老後の生活が不安定になる可能性があります。
したがって、貯金をする際には、これらのかかりどきを意識しておくことが重要です。
子どもが進学する時期や定年後の生活を見据えて、貯金を行うことで、困らないように準備しておく必要があります。
貯めどきにしっかり貯めるコツ
家計を見直し無駄な支出を削る
まず、家計の収支を把握することは、お金を貯めるために非常に重要です。
多くの人が収入は把握していても、支出をきちんと把握できていないという状況があります。そのため、まずは現在の収支をリストアップしてみましょう。
- 収入の把握: 毎月の収入源をリストアップします。給料やボーナス、投資からの利益など、どのような収入があるかを明確にします。
- 支出の把握: 次に、毎月の支出を詳細にリストアップします。家賃やローンの支払い、食費、交通費、光熱費、娯楽費など、すべての支出をカテゴリーごとに明確にします。
- 支出の見直し: リストアップした支出を見直し、節約の余地がある項目を探します。例えば、食費を削減するために外食を減らしたり、光熱費を節約するために無駄な電化製品の使用を減らしたりすることが考えられます。
- 優先順位の設定: 緊急性や重要度に応じて支出の優先順位を設定します。必要な支出や優先すべき支出を優先させることで、無駄な支出を減らし、貯蓄に回せる余裕を作ります。
- 貯蓄計画の策定: 支出を見直した結果、貯蓄に回せる余裕ができた場合は、具体的な貯蓄目標を設定し、貯蓄計画を立てます。将来の目標や不測の事態に備えて、適切な貯蓄額を設定します。
家計の収支を把握し、生活コストを見直すことで、無駄な支出を削減し、効果的な貯蓄を行うことができます。
先取り貯金する
先取り貯金は、毎月の収入から一定額を先に貯蓄へ回す貯金方法です。
一般的には、生活費や固定費を支払った後に余ったお金を貯蓄する方法が一般的ですが、この方法だとついつい使い込んでしまい、貯蓄が後回しになることがあります。
そのため、効率的に貯蓄を行うためには、先取り貯金を取り入れることがおすすめされます。以下は、具体的な先取り貯金の方法です。
これらの方法を利用することで、手間をかけずに毎月一定額を貯金できる仕組みを作ることができます。これにより、無理なく貯金を続けることができ、将来に備えた資産形成や老後の生活の安定につなげることができます。
児童手当はすべて貯金にまわす
子どもの教育資金を考えるうえで欠かせないのが、児童手当です。
児童手当とは、0歳から中学校卒業までの児童を養育している方に支給されます。
支給される金額は下記の通りです。
児童手当はいつからいつまで支給される?所得制限はあるの?
これらを全額貯金にするとおよそ200万円が貯まる計算になります。(所得制限のない世帯で第2子までの仮定)
一般的に大学入学までに必要な教育資金は400万円と言われているので、児童手当で半分の金額を貯められることになります。
地域差や進路によって学費は異なりますが、最低でも400万円あれば安心です。
児童手当に加えて、毎月コツコツ貯蓄を続けましょう。
児童手当は、大学入学までに必要な教育資金を準備するための重要なツールです。
児童手当を有効活用して、子どもたちの将来に備えましょう。
まとめ
人生にはさまざまなライフイベントがあります。ライフイベントには、何かとお金がかかるものですが、社会人になってから老後を迎えるまでの人生の大まかなライフイベントを見渡すと、お金の「貯めどき」「かかりどき」があることがわかります。
お金を貯められる時期にはしっかり貯めて、使う時期には予算を決めて使うというメリハリが大切です。